高気密高断熱住宅はカビが生えやすいの?カビの発生を抑える方法は?

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高気密高断熱住宅は快適に住めるという情報が出ている一方で、カビが発生しやすくなると耳にしたことがある方も多いでしょう。
では、カビが発生しやすくなるのは本当なのでしょうか。
この記事では、高気密高断熱住宅はカビが生えやすいと言われる理由とカビの発生を抑える方法について解説します。
ぜひ最後までご覧ください。

□高気密高断熱住宅はカビが生えやすいの?

高気密高断熱住宅にカビが生えやすいと言われる理由を2つ紹介します。

1つ目は、断熱材の内部がカビの発生原因になるからです。
断熱材はいろいろな種類がありますが、空気の動きを抑えることで断熱性能を高めています。

その内部に水蒸気や水分が入り込むと、断熱性能を低下させます。
水分はがあると、カビの胞子がコンセントやスイッチ、ダウンライトの穴や換気扇、水道配管の穴などから壁や天井裏に入り込み、繁殖することになります。
そのため、断熱材の隙間を無くしたり、工事であけた穴などの隙間を埋めたり、吸湿シートを断熱材の室内側に使用したりする必要があります。
正しい施工を行っていれば、カビが生えやすくなることはありません。

2つ目は、気密性が高いからです。
気密性が高いが故に湿度の高い空気が建物内に留まり、カビが発生しやすくなると考えられる方が多い傾向にあります。
しかし、これは誤りで、2002年以降は高気密高断熱住宅にはカビが発生しづらい換気システムが導入されているため、カビが生えづらいと言えます。

□高気密高断熱住宅でカビの発生を抑える方法は?

高気密高断熱住宅であっても、カビが生えることはあります。
そこで高気密高断熱住宅でカビの発生を抑える方法を2つ紹介します。

1つ目は、断熱性能と施工性をを高めることです。
高気密高断熱住宅の場合でも断熱性能に加えて施工性が十分でないと、壁体内、屋根裏内で結露が発生し、カビが発生してしまいます。
そのため、屋根断熱・天井断熱・床断熱・基礎断熱など、住宅の断熱性能と施工性を徹底的に高めておくことがおすすめです。

2つ目は、換気システムを常に稼働させておくことです。
高気密高断熱住宅は気密性が高いため、室内の湿気を溜め込んでしまいます。
その結果、湿気によりカビが発生してしまいますが、24時間換気が法律で定められています。

しかし、寒く感じるからと、換気システムを止めてしまうと湿気が室外に出ていかないため、結露が発生しやすくなります。
この現象を防ぐために、換気システムは、法律でも定められている通りに24時間稼働させ続けておくことが必須です。
換気による寒さや暑さが気になる場合は熱交換するタイプの換気の導入を検討ください。

□まとめ

カビが発生しやすいと言われる理由は、断熱材の隙間など施工性が原因であったり、気密性が高いことで室内に湿気を留めてしまったりするのではないかと考えられるからです。
実際は、正しい施工を行っていればカビが発生しやすくなることはないので、ご安心ください。
当社では、住む人に心地良さや心豊かな暮らしをもたらす家を提供しております。
家づくりをご検討中の方は、お気軽にご相談ください。