近年では高齢化が進んでいることから、農地を利用せず放置されている方も少なくありません。
そのため、農地を宅地にして家を建てたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。
ただ、農地転用する際はいくつか気を付けておきたいことがあります。
そこで今回は、農地から宅地に変えるためにかかる期間についてご紹介します。
□農地転用についてご紹介
注文住宅を検討している方の中に、農地転用についてご存じの方はおられますか。
もしかしたら、農地転用という言葉を初めて聞く方もいるかもしれませんね。
ここからは、農地転用の意味をご説明します。
農地転用とは、農地として使用されていた土地を駐車場や宅地などに変えることを言います。
そのため、農地として使用されていない土地があれば有効活用できるでしょう。
ただし、都市計画法によって市街化調整区域内などの転用に対する規制があるという点に注意してください。
また、所有している農地に住宅を建築したい場合は、都道府県知事から農地転用の許可を受ける必要があります。
この申請方法は、地域や個々人によって異なるため各自で調べるか、経験値の多い建築会社や設計事務所に相談することをおすすめします。
□農地転用ができるまでの期間
先ほどは農地転用のおおまかな説明をさせていただきました。
ここからは実際に農地転用した際にかかる期間についてご紹介します。
基本的に手続き開始から許可が下りるまでの期間は6週間と言われています。
これは農地転用に限らず、他の転用手続きでも同様とされています。
しかしながらこれは、準備期間を含まずに、手続きがスムーズに行った場合で、書類の提出漏れがあったり申請日を逃したりするとより期間が延びてしまいます。
受付や審議の日程は自治体によって月に1度の場合や2カ月に1度の場合など、決まっていますので、事前に確認しておきましょう。
加えて、農振除外といった複雑な案件である場合は許可が下りるまでに1年ほどの期間が必要になる場合があります。
申請のための準備期間のほうが3カ月から1年2年と、人によって違い、ほとんどの方が準備期間が長くなるのでなるべく早く手続きを進めるようにしましょう。
そして、近年一部自治体では手続きが簡略化されていることがあります。
従来は国の許可や協議が必要でしたが、制度改革により市町村が主体となった手続きが行われている地域があります。
これに該当する場合はより手続き期間が短くなる可能性があるため、確認しておくことをおすすめします。
□まとめ
今回は、農地から宅地に変えるためにかかる期間についてご紹介しました。
農地転用には申請をしてから許可が降りるまで、スムーズに進めて6週間程度。
準備期間を含めると半年から1年以上の期間が必要になります。
家を建てるために期限がある方は、なるべく早く申請を済ませるようにしてくださいね。
ナルセノイエでは、安城市という農業の盛んな土地柄で農地や分家用地の家づくりが多く、実績が多数ございます。家づくりを検討されてるかたで農地や分家が気になるかたは、気軽にご相談ください。
本記事が農地転用をお考えの方の参考になれば幸いです。
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