檜(ヒノキ)と杉(スギ)は住宅によく使われる木材です。
ただ、この2種類の木材にどのような違いがあるのか、あまり知らないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、檜と杉の違いとそれぞれの特徴について解説します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
□檜と杉の特徴について
檜の特徴
まず、檜はきめ細かい木肌が特徴で、用途が非常に多岐に渡ります。
そして、「檜舞台」という言葉があるように、檜は高級・一流の代名詞ともなっています。
檜の名前の由来は火の木と言われており、火おこしによく使われていたことからこの名がついたと考えられています。
狂いが生じにくいという特徴があることから、大昔から建築用の木材として活用されてきました。
耐久性にも優れており、家の各所に用いられます。
中でも、建物の寿命に直結する柱や土台といった大切な箇所にも使われることが多いです。
虫が付きにくい成分も含有しており、年輪もかたいため耐朽性にも優れています。
防水性に関しても、檜風呂があることから分かりますが非常に高い防水性を持っています。
杉の特徴
次に、杉の特徴についてです。
加工性に優れている木材になります。
構造材から造作材まで幅広く活用されており、昔から日本人は身近な素材として住宅に活用されてきました。
杉は成長のスピードが早いのが特徴で、戦後に日本各地で大量の植林が行われました。
杉の名は「直ぐ」からきていると言われるように、まっすぐ素直に成長します。
また、心材と辺材の差がはっきりとしていて、色の違いを楽しめます。
以上がそれぞれの木の特徴になります。
□檜と杉の違い
先ほどはそれぞれの木の特徴についてご紹介しました。
ここからは、檜と杉の具体的な違いについてご紹介します。
まず檜と杉は木材の色が異なります。
檜は木の外側に近い部分である辺材が白く黄色味を帯びており、木の中心に近い部分である心材はピンクに近い色をしています。
それに対して杉は、木の外側に近い部分である辺材は白く、心材は赤みがあります。
杉は檜に比べて辺材と心材の色の差が激しく明暗がしっかりと別れています。
次に、素材の硬さも異なります。
杉は少し柔らかい特性を持っているため、一般的に檜の方が硬いとされています。
その反面、杉は冬の時期に暖かいという利点があります。
ただ、木材の硬さは均一ではありません。
そのため、檜と同程度の硬さの杉も存在しますし、杉と同じくらいの柔らかさの檜も存在します。
しっかりとした強度のあるものなら、どちらも構造材に使うことができますので問題ありません。
以上が檜と杉の主な違いになります。
□まとめ
今回は檜と杉の違いとそれぞれの特徴について解説しました。
本記事が木材の特徴について調べられている方の参考になれば幸いです。
当社では、お客様のご希望を第一に家づくりを行っております。
住宅に少しでもご興味のある方は、ぜひお気軽にご相談ください。