地域材の住まい造り

地域材の住まい造りのお手伝いをはじめて早１７年。木の家が好きだという気持ちもありながらモヤモヤしていた時期もありました。簡単に「環境にいいです」とか、「日本の山を大切に」とかいう言葉を発しておりましたが、「材木屋さんから買うだけじゃん。」という天邪鬼な心がどこかにありました。もちろん石油を使って輸入材をガンガン使うよりは環境に対して心の置き所が違うのはとても大切な事だと思っております。

いつからか自分の一生でお手伝いさせていただくご家族のお子さんやお孫さんその先に地域の材を使った住まい造りが当たり前になればいいなと強く思うようになり、その為の最初の１歩なんだなと。

そんないつかの当たり前のために自分ができる事を平成の終わりの夏から密かに間伐のボランティアを個人的にはじめてました（家族には理解されておりませんが．．．）

あるイベントで縁があり偶然代表の方が私と同郷。二回り以上先輩方のグループですがストイックに活動されております。まだまだ手元ですが木を伐採するという事がどういうことか少しづつわかりはじめております。時間の流れの視点をどこに置くかでモノの見え方はかなり変わると思いますが、「ハチドリのひとしずく」と思って活動に参加させて頂いております。