マイホームの間取りを考えることは素人にとって難しいと感じる方も多くいらっしゃいます。
せっかくのマイホームですから、設計士に任せっきりにするよりもご自身で間取りを考えてみましょう。
ご自身の意見を整理して、プロの設計士に伝えることで理想に近いマイホームを建てられる可能性は高まります。
今回は、マイホームの設計をお考えの方へ、間取りの考え方についてご紹介します。
□間取りの考え方の基本について解説!
*方位と縮尺のルールを把握する
家づくりには役所人や大工などさまざまな人が家の図面を見ることになります。
このように立場が異なる人が同じ目線で見られるように、図面には方位と縮尺のルールが存在します。
例えば、方位については、図面の上側が北になり、下側が南という見方になります。
また、家の図面では「100分の1スケール」がよく用いられるので、1メートルを1センチメートルで表すことが多いということを理解しておきましょう。
*家の外側を考慮する
マイホームの間取りを考える際に、先に室内の間取りを設計するのではなく、家の全体像や外側を明確にすることが大切です。
はじめに、マイカーの駐車スペースや、庭の使いかたを考えましょう。
家の中の間取りを先に考えてしまうと、つい駐車スペースがなくなってしまったり、家庭菜園に満足なスペースや場所が確保できなかったという状況に陥ってしまいやすいのです。
*大まかなゾーニングを意識する
家の全体像を考えたら、次は室内のゾーニングをしていきましょう。
ゾーニングとは空間をテーマや用途に分けて考えることをいいます。
空間デザインを考えるうえで基本になるものです。
ゾーンは大別して、パブリックゾーン、プライベートゾーン、サービスゾーンの3種類になります。
家族が集まったり、来客があったりというパブリックゾーン、個人の部屋となるプライベートゾーン、そしてキッチンやトイレ、バスルームなどのサービスゾーンです。
最初は大まかに考えることが重要です。
あらかじめ大まかなゾーニングをしておくことで、プロの設計士からのアドバイスの融通が利きやすくなります。
□マイホームの間取りを決める前に整理しておくべきポイントとは?
実際に間取りを考える際のコツを紹介しましたが、間取りを決める前に整理しておくべきことも存在します。
それは以下の通り3つ存在します。
・ご自身の生活を把握する
・家族で意見を出し合う
・土地の特徴を把握する
ご家族の生活に合ったマイホームを建てるためにも、生活の把握や家族の話し合いが非常に大切です。
ご家族の生活スタイルを把握するためにも、1日の生活を箇条書きすると良いです。
そして、新たな間取りにすることで「解消したいこと」や「取り入れたいこと」もまとめておきましょう。
これらの意見を整理したら、土地の特徴を把握し、暮らしの要望と照らし合わせて間取りを考えていきましょう。
□まとめ
今回は、マイホームの間取りの考え方と間取りを考える前に整理しておくべきことについてご紹介しました。
間取りを考える際には「縮尺のルールの把握」「外側から間取りを考える」「大まかなゾーニング」これら3つを押さえておきましょう。
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